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【特集】2023年を振り返って~交流と決断の一年~

 今年も残すところわずかとなりました。「1年があっという間」などと嘆き始めて久しいですが、特に今年は1日・1ヶ月単位のマクロな時間のみならず、数時間・数分単位のミクロな時間も早く感じました。公私に関わらず、何かに没頭していると気がつけば予想外の時間が過ぎていたこともあり、自分の感覚以上に早く過ぎ去っていく時の流れにむしろ困惑すら感じる今日このごろです。「師走」の言葉通りの慌ただしい12月を過ごす中、意外と年末まで時間がないことに気づき、慌ててこの記事を書いている私がいます。 さて、私は2013年から毎年この時期に「1年を振り返って」というテーマで、その年一年を「〇〇と××の一年」という言葉で表現し、その年に自分に起こった出来事を様々な面から振り返る記事を投稿しています。2023年はなんといっても後述するマイカーの購入が一番大きなトピックではないでしょうか。また、感染症に関連する大きな変化があったのも今年で、これもまた今年の私に大きな影響を与えました。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら皆様もこの一年に思いを馳せていただければと思います。 年全体の所感 私のこの一年を一言で振り返ると「交流と決断の一年」でした。ここ最近「交流」というワードが連続して採用されていますが、それほどに私の活動は主にVRプラットフォームを通じた人との交流によって充実しており、また今年はそれをきっかけとした現実での交流も多くありました。また、マイカーの購入という、自分史上最も大きな買い物の「決断」をするにあたり、かなりの期間をかけて悩み、検討しました。 マイカー購入 マイカー購入までの経緯や現在の車種にした決め手については、納車動画で話していますのでそちらをご覧いただくとして、ここでは動画内で話していないことについて補足的に書きたいと思います。 今回のマイカー購入にあたって一番障壁となったのが駐車場でした。私が住んでいる地域はそもそも駐車場の空きが極めて少なく、自分の望む条件の駐車場がないか、あったとしても異常に高額だったりで、とても維持できるものではありませんでした。そんな中、本当にたまたま自分の条件にピッタリ合い、かつ金額的にも維持が可能な駐車場がたった一つだけ見つかり、即契約したという経緯がありました。もしその駐車場が空いていなければ、そもそもクルマを購入していなかっ
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2023年前半を振り返って~交流と再挑戦の半年~

 早いもので2023年も半分が終わろうとしています。毎年のように言っていることですが、年月の過ぎ去り方は年々早く感じるようになってきており、特に今年は年始より濃密な日々を送ってきたため、なおさら月日が経つのが早く感じる今日この頃です。私廻音あじおは毎年6月末にその年前半を振り返る記事を投稿していますが、今回も2023年前半を振り返ってみたいと思います。 この半年間を簡潔に振り返るなら「交流」と「再挑戦」だと思いました。私は昨年1年間でVRChatを通じた交流が大きく広がりましたが、一方で既存のコミュニティに新しく加わり、それらに少しでも早くなじむために心身とも無理をしていた部分がありました。今年はこれまでの交流をさらに深めるべく、あくまで「楽しむ」ことを最優先にVRChat上での活動を行いました。感染症の状況が落ち着いてきたこともあり、今年はクラブイベントを中心にVRChatのフレンドとリアルで会うことも大幅に増え、それ自体より交流を深めることにつながりました。 なかでも1月の 「DJなんもわからん 1st Anniversary from 現実世界」で副主催 を、6月の「V-RAVE」で運営スタッフを、それぞれ務めたことは自分にとっても貴重な経験となりました。 VRChatそのものでの交流については、昨年のように頻繁に朝方まで語り明かすような無茶をする機会はほとんどなくなりました(笑)。VRC上で駄弁る機会自体少なくなりましたが、一方でVRCを通じて同じ趣味で知り合ったフレンド同士で配信の同時視聴をしたりDiscord上での雑談を楽しんだりなど、形を変えて交流が続いています。 このほか、今年はイラスト制作を始めたのも大きなトピックの1つです。実は私は過去に別名義で同人活動をしていた時期があり、正確には「再開」と言ったほうがいいかもしれません。DJ活動を本格的に始めた2020年後半以降かつて立ち上げていた同人サークルの活動を終了し、VRDJとしての活動を本格的に始めた2022年以降イラスト制作はほぼ休止状態でした(iPad版ClipStudioも2022年はサブスクリプションを解除していた)。昨年VRChatで活動したり、様々なクリエイターと交流したりする中で、もう一度イラストを描いてみたいと強く思うようになり、2022年末にiPad版ClipStudioのサブスク

「DJなんもわからん from 現実世界」を終えて

 2023年1月28日(土)、VRDJイベント「DJなんもわからん」の開催1周年記念となるリアルイベント「DJなんもわからん 1st Anniversary from 現実世界(以下、本イベント)」が六本木CUBEで開催されました。私は副主催として会場との調整・諸経費の管理・その他事務作業を担当していました。昨年8月から企画を進めてきた本イベントが無事終了し、いまは安堵の気持ちと、関わってくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。イベント終了間もない今のうちに、本イベントに副主催として関わることになった経緯から、今だから話せる(?)本イベントへの思いを書き記しておこうと思います。長文にはなるかと思いますがどうぞお付き合いくださいませ。 そもそも廻音あじおって何者? ありがたいことにVRDJ界隈では私のことを知ってくれている方が多くいらっしゃいますが、この記事をご覧の読者の方には「廻音あじおって何者ぞや?」という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に自己紹介をしたいと思います。 私、廻音あじお(まわりね・あじお)は2020年6月よりDJ活動を開始し、しばらくはリアルDJ・配信DJをメインに活動してきました。VRChatは2021年9月より始め、2021年10月に初めてVRDJイベントに足を運びました。そして2022年1月のイベント出演からVRDJとしての活動が始まりました。DJキャリア自体は2年半ほどあるものの、VRDJとしては実はこの記事の執筆時点で1年しか経っていない新参者です(笑)。 得意ジャンルは4つ打ち全般で、特に本イベントで私がプレイしたA-Remix(アニソンリミックス・インターネットミュージック)が一番歴も長いです。このほかアニソン原曲からHardcoreまで、踊って盛り上がれる曲を幅広くプレイします。 VRChatのほうではDJのほかVJもたまにやっており、またクラブワールド「HeXaHedron」等の制作・運営を行っています。イベント主宰も行っており、隔週開催の「Channel CUEration」をはじめ、様々なジャンル・コンセプトのイベントを開催しています。要するに「なんかいろいろやってる人」だと思ってもらえればw 「DJなんもわからん」のCrewとなったきっかけ 私は本イベントの副主催である以前に、「DJなんもわからん」のCrewでもあ

【特集】2022年を振り返って~開拓と繋がりの一年~

 今年も残すところわずかとなりました。1年を「長い」と感じるか「短い」と感じるか、人それぞれあるかと思いますが、私の場合、出来事が濃密であればあるほど、1年をより短く感じるように思います。そして、今年は例年以上に文字通りの「あっという間の1年間」でした。環境が大きく変化し、ラジオを聴く機会が減少してしまった影響で気温や気候ぐらいでしか季節の移ろいを感じられなかったこともあり、つい1ヶ月ほど前に2022年が明けた感覚さえします。一方で、つい数ヶ月前の出来事が遠い昔のように感じる自分もいて、年月の経過というものはなかなかどうして面白いものです。 さて、私は2013年から毎年この時期に「1年を振り返って」というテーマで、その年一年を「○○と××の一年」という言葉で表現し、その年に自分に起こった出来事を様々な面から振り返る記事を投稿しています。早いものでこの特集記事も今回で10年目となり、6月に投稿している上半期振り返り記事とともにその年の率直な感想を振り返る、自分の中の恒例行事として定着しています。また、振り返り記事をあとから読み返してみて「○年前はこんなことがあったなぁ…」と懐かしむこともできるので、今後も続けていきたいと思います。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら皆様もこの一年に思いを馳せていただければと思います。 年全体の所感 私のこの一年を一言で振り返ると「開拓と繋がりの一年」でした。今年はVRChatでのDJ・VJ活動をメインに、ワールド制作やイベントの企画など、たくさんのことを開拓し、チャレンジしました。それにより、日本全国のみならず全世界のプレイヤーとVRChatを通じてつながることができ、かけがえのない経験をすることができた一年間でした。 DJ・VJ・音楽活動 今年はVRChat上でのDJ・VJ活動、いわゆるVRDJ・VRVJに力を注いだ1年間でした。 VRChatは昨年9月より始め、10月からはVRDJイベントにも時々足を運ぶようになりましたが、徐々にその魅力に惹かれ、今年2022年はVRDJとしての活動を念頭にVRChat上での活動にチャレンジしました。 ありがたいことに1月に早速VRDJのオファーをいただき、早くもVRDJデビューを果たしたわけですが、たびたびいろいろな場所でお話している(なんなら半年前の上半期振り返り記事でも

【開封レビュー】Apple MacBook Air(2022年M2チップ搭載モデル)

今回はAppleのノートPC「MacBook Air(2022年M2チップ搭載モデル)」を購入しましたので、開封の様子とファーストインプレッションをお送りします。

【初心者VRDJ向け】とりあえず何すればいい?DJ練習できる場所ってあるの?【VRChat】

ここ最近、VRDJが急激に増加したなぁ、と実感しています。 かくいう私もDJキャリア自体は2020年7月にスタートしたものの、VRDJとしてのデビューは今年1月なので、「急激に増加した」うちの一人にカウントされると思います。 さて、あなたはVRChatでいくつかのDJイベントに参加し、そのプレイに魅了され、「自分もDJをやってみたい…!」と思ったとします。まずは機材の購入!ということで、勢いでDDJ-400あたりを購入することでしょう(※)。 「…で、機材買ったはいいけど、結局何をすればVRDJデビューできるんだ?」 そういえばVRDJのキャリアの始め方について解説した記事ってそんなにないよなぁ(あっても情報が古いよなぁ)、と思ったので、これまで私がVRDJをやってきた中で経験した・見聞きした情報をもとに、2022年8月現在の情報で「とりあえず何すればいい?」というところがざっくりわかる記事を書きたいと思います。 なお、私は前述の通りVRDJデビュー以前に1年半近くのDJキャリアがあったことや、「我流」でやった部分が少なくなかったこともあり、これから紹介するVRDJキャリアの歩み方をほとんどたどっていません(おい)。そのため、下記で紹介している内容は実際の初心者VRDJの多くが実際に通ってきたキャリアとは異なる箇所があるかもしれません。あくまで一つの例としてとらえていただき、フレンドの方と協力し合いながら楽しくVRDJライフを送っていただければと思います。 ※個人的にはこれから長くDJキャリアをやっていきたいとお考えなら、少し値は張りますがDDJ-800を購入することをおすすめしています。DDJ-400と比較してDDJ-800の優れているポイントを解説した動画を以前投稿しましたので、ご興味ございましたらぜひご覧ください。 手順0:VRDJのフレンドを増やす …いや手順1じゃないんかい!と思ったかもしれませんが、リアルDJにしてもVRDJにしても、まずは交友関係を広く持つことが重要だと思います。 いつもとアバターが違いますが左から2番目のちっこいのが私です VRDJキャリアを始めたばかりのあなたは、言ってみれば「VRDJ」という学校に転校してきた転入生です。芸能人が転校してきた!とかであれば交友関係を持たなくても人は集まるかも知れませんが、そのような極端な例でない限り

【VRChat】プレイヤーが特定のエリアに立った時ボイスを大きくする(オーディオオーバーライド)方法【UdonGraphで作る】

 VRクラブワールドなどを構築するにあたり、DJの告知を聞き取りやすくするために特定のプレイヤーのボイスを大きくしたい場面があると思います。今回は私のワールド「VUG Studio Tokyo」でも導入している、「特定のエリアに入った時そのプレイヤーのボイスを大きくする」方法について簡単に解説します。Udon Graphで作成できるため、コーディングの必要もなく手軽に作成できます。 マイクなどにボイスを大きくするギミックを実装するのと比較して、プレイヤーはただそのエリアに入るだけでボイスが増幅されるため、マイクをGrabし続ける必要がなく楽です。一方で、そのエリアに入っている間プレイヤーのボイスは常に増幅された状態になり、環境音やわずかな声も大きな音で拾ってしまうため、不必要なときはボイスをミュートにするか、今回解説するギミックをオンオフできる別のギミックを実装するなどして対処する必要があります。 ①ボイスを増幅したいエリアを設定する Hierarchyに適当なオブジェクトを新規作成し、Box Colliderをボイスを増幅させたいエリアに設定します。また、Is Triggerにチェックを入れます(チェック入れないとColliderの中に入れないため)。 ②Udon Graph Programを作成する ①で作成したオブジェクトのInspectorでUdon BehaviourコンポーネントをAddします。今回はUdon Graphで実装していきますので、赤枠で示しているプルダウンで「Udon Graph Program Asset」を選択してNew Programを押します。Program Sourceが作成されたら「Open Udon Graph」を押して編集画面を開きます。 ③Variablesを設定する GameObjectの変数をpublicで作成します。変数名はなんでもいいですが、ここではわかりやすさのため「voiceBoostArea」としています。 ④エリアに入った時、エリアから出た時の処理を記述する 以下、どんな処理をやっているかだけ解説します。 まず、プレイヤーがColliderの中に入ったかどうかをOnPlayerTriggerEnterで拾います。 今回重要になるのがVRCPlayerApiのSetVoiceGainとSetVoiceDist