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【開封レビュー】ドスパラノートPC「Altair VH-AD」

今回はドスパラの激安ノートPC「Altair VH-AD」(以下、Altair)を購入しましたので、ファーストインプレッションをお送りします。

私は現在、大学の学科指定の実習用PCとしてMacBook Airを使用していますが、2013年に購入してもらってから3年弱使用し続け、徐々にバッテリーの劣化によるバッテリー持続時間の減少が気になってきていました。また、私は大学院への進学を目指しており、4年生に上がる前のこの機会に心機一転ノートPCを一新して気合を入れようと考えました。
当初はマウスコンピューターの法人向けブランド「MousePro」の13.3型ノートPCを購入する予定でした(本来は法人ユーザーしか購入できませんが、私の通っている大学では大学生協を通じて注文することで、各社の法人向けPCを購入することができるそうです)。しかし、機種の最終選定を行っていた1月8日、突然ドスパラから税込3万円未満の激安ノートPCが発売されました。とはいえ、私はドスパラのノートPC・タブレットで何度も買い物を失敗しており、今回も「どうせ安かろう、悪かろうだろう」と思い、すぐの購入は躊躇しました。しかし、デザインやインタフェースなど、魅力的な点もないわけではなく、さらに私が検討していたMouseProのノートPCのCPUの性能がドスパラの激安ノートPCよりわずかしか上回っていないことがweb上に掲載されているベンチマークの結果から判明し、「使用用途的にもそこまで性能は必要ないし、性能がほぼ同じならより安いほうがいいだろう。もしまた購入に失敗しても3万円未満であればあきらめがつくし」ということで、購入を決意しました。今回は購入にあたって売却したものはありませんが、下取りサービス(PC(壊れていても欠品があってもOK)を無料で引き取り、購入価格から1,000円値引いてくれるサービス)を利用し、いろいろあって売却不可能になったWindowsタブレット「DG-D08IWB」を出すことにしました。普通に買い取りに出そうとしても値がつかない商品を実質1,000円で買い取ってくれると考えれば、動かないものを手元に放置するよりかはマシでしょう。

それではさっそく開封していきましょう!なお、私は以前ノートPCとしてドスパラの「Critea DX4 with Bing」(以下、Critea)を所有していた時期がありました(2014年9月~2015年2月)ので、一部の項目はCriteaと比較しながらのレビューとなります。

Criteaを購入した時は段ボール箱の中にもう一つ段ボール箱があり、この中に製品が入っている形でしたが、今回も同様の梱包でした。この外箱を開けると……

製品の入った段ボール箱とPCの簡単な操作説明(ファンクションキーの説明など)と仕様書(BTO構成明細、またパソコン下取りサービスを申し込みましたので、必要な書類(送り状と下取り依頼書)も同封されていました。

それでは箱を開けていきましょう!

まず付属品の紹介。「はじめにお読みください」の冊子、ACアダプタ、ヘッドセット端子をヘッドフォン出力とマイク入力にセパレートするアダプタ。ACアダプタはコンパクトなタイプで、持ち運びも容易です。
ところで、付属品にはもう一つ、ドスパラ製品情報の仕様ページにも書かれていない2016年2月5日追記: 今日ドスパラの製品情報ページを確認したところ、「2.5インチ7mm HDD増設用マウンタ付属」の文言が追加されていました。また、ラインナップとしてこのマウンタに500GB HDDを搭載したモデルが追加されていましたが、搭載なしモデルより約14,000円(+税)高となりますので、よほどHDD増設に自信のない方でなければ、搭載なしモデル+お好みのHDD・SSDを購入されるのがよいと思われます)、2.5インチドライブマウンタが同梱されていました。さらにここに装着したドライブを固定するためと思われるネジまでも付属していました。これについては後述します。


続いて本体の紹介。天板・底面はホワイトで、汚れや黄ばみがすぐ目立ってしまいそうです(笑)。この写真では保護フィルムが貼り付けられているため光沢に見えますが、実際は艶消しプラスティックで、指紋が目立たず手触りもいいです。


左側面。DCプラグ、USB3.0x1、USB2.0x2、HDMI端子、SDカードスロット、ヘッドセット出力と、端子類は比較的豊富です。なお、有線LAN端子、VGA出力端子はありませんので、必要に応じてここに用意されている端子に変換アダプタをかませます(私は学内でのスライド発表でVGA端子しか用意されていないプロジェクタに出力する可能性があったため、HDMI-VGA変換アダプタを別途購入しました)。なお、右側面には端子はありません。有線マウスはケーブルの取り回しがしにくいですので、ワイヤレスマウスの使用が望まれます。


カバーオープン。写真では液晶画面に反射防止タイプの液晶保護フィルムを張り付けているためノングレアに見えますが、デフォルトは光沢ディスプレイです。ホワイトな天板から一転、中は落ち着いたブラックです。Criteaは内部が光沢プラスティックとなっており、パームレスト部分がベタベタしたり手あかが付着したりして不快に感じることがありましたが、Altairは中も艶消しプラスティックとなっており、さらさらとした手触りで快適に作業ができそうです。
また、今回このノートPCの購入を決意した要因の一つでもありますが、筐体のフチが同価格帯のほかのPCのようにラウンドしておらず、大手メーカーの高級モバイルノートPCのような角ばったデザインとなっています。


キーボード周辺はこんな感じ。電源ボタンは左上にあり、その右側に電源ランプがあります。動作中はホワイトに点灯、スリープ中はホワイト点滅、充電中はオレンジ色に点灯します。ディスクアクセスランプやWi-Fi動作インジケータ、NumLockインジケータなど、ほかのランプはありません。
キーボードは日本語配列ですが、本来BackSpaceキーの左側にあるべき「¥」キーが左シフトキーの右側にあるなど、やや特殊な配列となっています。また、Home・PgUp・PgDn・EndキーがEnterキーの右側に縦に並んでいますが、この配列によってEnterキーがやや押しにくくなっています。このほかにも無変換キーがFnキーを押しながら変換キーを押す必要があるなど一部のキー配列が特殊で、それらのキーを多用する場合は使いにくい・慣れが必要と言えます。一方、基本的な文字キーなどは配列は崩れておらず、キーピッチも十分も確保されているため入力しやすいです。Criteaではキーを打った時にバタバタと音がし、キーを押したときの感触にぎこちなさがあったうえにチャタリングに似た症状もよく発生していましたが、こちらはそのような不快感はほとんどなく、別途キーボードを用意しなくても普通に使えます。
タッチパッドはCriteaと同様、1枚板タイプ(左右ボタンがセパレートされていない)で、中央下部にスイッチが一つ埋め込まれており、タッチパッドの白線の下、左のほうを押すと左クリック、右のほうを押すと右クリックとなります。また、Criteaと同様スクロールは2本指で上下左右にドラッグし、2本指でタップすると右クリック、3本指で左右にフリックするとブラウザやエクスプローラーで「戻る・進む」を使用できます。


早速起動して、手早くセットアップを済ませます。OSはWindows10でしたが、なぜか2016年1月8日発売のモデルにも関わらず、OSのビルドが11月のアップデート適用前の「Build 10240」でした。また、このノートPCに搭載されているCPUのシリーズ「Braswell」ファミリーは、OSが64bit版にしか対応しておらず、それに伴いこのPCにも64bit版Windows10がインストールされていましたが、RAMが2GB、Cドライブが32GBと、32bit版Windowsをインストールするタブレットと同等のスペックしか備えておらず、メモリ使用率は常に75%以上、Cドライブは初回起動時点ですでに空き容量が12GBほどしかありませんでした。




それでは最後に性能や使い勝手についての簡単なレビューを。
前述したとおりリソースはかなり限界ギリギリで、また搭載CPUがAtom系列のものであるため、正直期待はしていませんでしたが、ここまでの使用ではWindowsタブレットほどの動作のもたつきは感じませんでした。自分の部屋で使用しているメインPCに比べると、各動作にワンテンポ遅れがありますが、Windowsタブレットではソフトの起動に長時間待たされることが多くあったのに比べれば多少快適に作業ができるといえます。そもそもこのノートPCに搭載されているCPU「Celeron N3150」は、省電力デスクトップPC向けマザーボードとしても発売されているぐらいですので、重たい作業をしなければ十分快適に使用できるといえます。

参考までに、こちらにCINEBENCH R15で計測したベンチマーク結果を掲載します。
液晶の発色は普通で、Criteaのときのような白くくすんだ画面ではなく、特に調整しなくても違和感なく使用可能でした。ディスプレイは光沢タイプですが、反射防止タイプの液晶保護フィルムを貼ることで映り込みが抑えられ、またぎらつきも低減されて見やすくなりました。14型ワイド、16:9なので、一般的に発売されている液晶保護フィルムの該当サイズであれば、特にカットすることなく使用可能だと思われます(私が購入したサンワサプライの保護フィルムは、1~2ミリすき間ができただけでほぼピッタリでした)。

上記の付属品紹介でのちほど紹介するとしたHDDマウンタですが、本体の右側に

このようなねじ止めのスロットがあり、ここを開けると付属のマウンタを取り付けた2.5インチドライブを挿入できるようになっていました。ちょうど500GBのHDDをこのノートPCの容量補填用に用意し、外付けHDDキットを用いて外付けHDDとして使用する予定でしたが、試しにHDDをこのスロットに入れてみることに。すると、何の問題もなく認識され、32GB eMMCと500GB HDDの2ドライブ構成のノートPCが完成してしまいました(笑)。外付けHDDとして使用するのであればソフトウェアをインストールすることは難しいですが、このスロットに入れたことにより内蔵HDDと全く同じになりますので、容量の大きいソフトウェアをHDDにインストールすることでCドライブの容量を削減することもできます。今回私は容量重視でHDDをセットしましたが、SSDをセットすれば読み書きが速く、また多少の衝撃にも強いノートPCを組むこともできます。

ところで、AltairにインストールされているWindows10はなぜかBuild 10240であると書きました。Windows10を使っているからにはやはりビルドは常に最新のものを使いたいので、早速11月のアップデート「Build 10586」を適用することに。ところが、初回起動時点ですでに12GBしか空き容量がないところに必要なソフトウェアをインストールし、その状態からアップグレード作業を開始したため、空き容量が5GBしかなく、そのままではアップグレードを継続することができませんでした。復元データの保存に外部ドライブを指定することでアップグレード可能となるため、はじめUSBメモリを接続してアップグレードを開始したのですが、7時間以上たっても最初のファイルコピーが20%ほどまでしか進まず、25%に進みそうになったところで突然再起動し、元のビルドに復元されてしまいました。
ここで前述したHDDのセットを行い、今度はこのHDDを指定して再度アップグレード実行。すると1時間ほどですべてのアップグレードが完了しました。が、今度はタッチパッドが認識しなくなり、タッチしても何も反応しなくなってしまいました。デバイスマネージャーをいろいろいじって、とりあえず1本指タッチと左右クリックは正常に動作するようになりましたが、2本指以上のジェスチャーが動作しません。タッチパッドでポインターの移動と左右クリックさえできれば、マウスがなくても最低限の操作はできますし、複雑な操作をしようと思えばむしろマウスを使ったほうが快適ですので、今のところこのまま使用を続けようと考えていますが、アップグレードをお考えの方はご注意ください。言うまでもありませんが、OSアップグレードは(Windows10のビルドアップも含め)自己責任となりますので、万が一アップグレードに失敗してOSが全く起動しなくなっても保証対象外となってしまう可能性があることを理解したうえでアップグレードしましょう。

2016年3月10日追記: タッチパッドが動作しない問題は、ドライバーをインストールし直すことで解決できました。
このノートPCのタッチパッドは「ELAN Input Device」というドライバーにより動作しています。このノートPCには初期状態で「ELAN Touchpad 15.10」がインストールされていますが、これがBuild 10586に対応していないか、ビルドアップの段階でドライバーが正常に動作しなくなったことがタッチパッドの動作不具合の原因になったと思われます。web上でELAN Touchpadドライバーの最新版をダウンロード・インストールすることで、2本指以上のジェスチャーも含め初期状態と同様に動作させることができるようになりました(私の環境ではELAN Touchpad 15.13.1.1をインストールすることで動作するようになりました)。ドライバーはweb検索することで比較的容易に出てきますので、ビルドアップによりAltair VH-ADのタッチパッドが動かなくなって困っている方はお試しください(あくまで自己責任となるため、ドライバーのダウンロード先やインストール方法については省略します)。

2016年5月26日追記: このノートPCを使用開始してから4か月が経過しました。ここまで使用してきて感じたことを簡単に追記します。
当初2.5インチドライブに500GB HDDを装着し、容量を食うソフトウェア・ファイルをHDDに保存するとともに2GB RAMの容量の少なさをカバーするために一部領域を仮想メモリに割り当てていましたが、仮想メモリへのアクセスがあまりにも多く、初期状態よりも大幅に動作が遅くなってしまいました。そこで、新たに120GB SSDを購入し、32GB eMMCの内容をすべてSSDにクローンし、システムディスクをSSDに変更してしまいました。当然保証対象外ですが、仮想メモリ領域をこのSSDに割り当てることでHDDの時のような異常な動作の遅さはなくなり、むしろ高速・大容量な領域を仮想メモリとして割り当てたことによりRAMが2GBであるにも関わらず、ちょっとした画像編集程度ではRAMの容量の少なさを感じることがなくなりました(相変わらずRAM使用率は常に高いですが)。もちろん120GBの大容量により、これまでHDDに逃がしていたソフトウェアやファイルもシステムディスクに置くことができるようになり、管理が容易になりました。ちなみに使わなくなったeMMCは放置するのももったいないので、DreamSparkにて入手したWindows Embedded 8.1(基本的な動作はWindows8.1と同じ)をインストールし、学校で使用するソフトなどで万が一Windows10で動作しないものがあったときのための緊急用として今後も活用していくことにしました。




というわけで、ドスパラの激安ノートPC「Altair VH-AD」の開封レビューをお送りしました。リソースが非常にギリギリで、使いこなすのに慣れとコツが要るノートPCですが、処理能力としてはノートPCとしては必要十分で、これを3万円未満で購入できるというのであれば、お得なことこの上なしであると言えます。ただし、繰り返しになりますがハードウェア面でなかなかクセが強く、使いこなすのに一定以上のPCスキルが必要とされるため、万人向けではないと私は感じました。自作PCを組むのに飽きてしまった人が、ちょっと自分のスキルを試すために購入し、保証対象外になるのを覚悟で裏蓋を開けてみたり、いっそのこと原型をとどめないほど分解してみたりして遊ぶのにはもってこいのPCではないでしょうか(笑)。私はこのPCを大学でのレポート作成や簡単な作業などに活用しますので、壊してしまわない程度にいろいろと使いやすさを追求しながら活用していきたいと考えています。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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